アイソレーション 隔離、遮断などの意味で、電源系ではメインバッテリーとサブバッテリー間に入れる遮断機など。ヘッドユニット内部の電源部が信号部に悪影響を与えないようにシールド板などで遮断する場合もアイソレーションと呼びます。
アース Earth(アース)大地のことで、簡単に言ってしまうと電圧の基準点(0V)、自動車の場合はボディーをアース(大地)と考える。アースがしっかり取れていないとノイズが載る原因にもなるのでアースの強化も重要です。
位相 同じ周波数の2つの交流信号がある場合、図-Aの状態が位相が一致している状態で同相または正相といいます。図-Bの状態が波形の山と谷が完全に逆の場合を逆相といいます。左右のスピーカーの接続で、片方のスピーカーの接続を逆にすると、スピーカーから出る音は逆相になり、定位が安定しなくなり低域も出なくなります。
インピーダンス 交流信号に対する電気抵抗のことで、抵抗成分(R:抵抗)、インダクタンス成分(L:コイル)、キャパシタンス成分(C:コンデンサー)がありこれらの合成抵抗をインピーダンスと呼んでいます。 インダクタンス成分(L:コイル)、キャパシタンス成分(C:コンデンサー)は周波数によって抵抗分が変化します。よくスピーカーに表示してある4Ωと言うのも、スピーカーのボイスコイルはインダクタンス(L:コイル)ですから、実際には周波数によって変化しています。
ウォーミングアップ 自動車でもエンジンをかけてすぐは水温、油温が低くエンジン自体が温まっていません。そんなときにアクセル全開で走りだしてはエンジンの寿命を縮めてしまいます。暖気運転をされる方もいると思いますが、これはオーディオにも必要です。電源を入れてすぐはヘッドユニットやアンプの電気的特性も安定しませんし、真冬の寒い時期は車内も冷え切っていてスピーカーのコーンやエッジも硬くなっています。車内空間が常温になってからオーディオを使い始めることで余計な負担を軽減し、スピーカーのおいしい状態を長く保つ事が出来ます。
エージング ボックスやバッフルを自作すると早く音を聴きたくなってしまいます。でも思っていたより音が悪くがっかりしてしまった方もいると思います。しかし、バッフルもボックスも2週間ほど待ってみてください。作ったばかりでは良い音が出ないのは当然です。製作時の接着剤や塗料などの水分、油分が残っているのです。また、製作時の応力歪も残っています。応力とは簡単に言えば各材料の抵抗する力のことで板材のカット、ネジ止め、クギ打ち、接着、塗装など全ての工程で発生しています。しかしこれは時間が解決してくれる物で、日数が経てば乾燥が進むと共に応力も徐々に抜けていきます。これはスピーカーユニットにも言えることです。最終的な音質の判断を下すのは2ヶ月から半年くらい経ってからが良いと思います。
エンクロージャー スピーカーボックス、キャビネットなどと呼ぶ場合もあります。「囲い込む」の意味で、ユニットを収める箱状の物を言います。一般的にはウーハーボックスやスピーカーボックスなどと呼ぶ場合が多いようです。
音像 音源の状態が感じられる(見えるような感じがする)ことを音像といいます。音像を広い範囲(空間)として捉えたものが音場といえます。
音場 私達が日常生活の中で聴いている音はさまざまな方向から聞こえます。その方向に音を出している音源があるためで、目を閉じていても耳だけで音源の位置が判断できます。これが音場です。オーディオの音は全てスピーカーから出ていますが、目を閉じるとアーティストが目の前で歌っているかの様に聴こえたり、コンサートホールの様な広さや奥行き、楽器の配置が感じられるような状態を音場感がよいといいます。また、リスニング環境によってスピーカーの音を積極的に反射させて、ホ−ルの広さなどを再現することを音場創成といいます。
可聴帯域 人間の耳に聴こえる周波数の範囲で、一般的には20Hzから20kHzまでとされており、CDなどのソースもこの可聴帯域をもとにして再生周波数範囲が決められています。
カットオフ周波数 音圧レベルの落ち込む部分の周波数をカットオフ周波数と言います。一般的には元の状態から3dB減衰したところの周波数をカットオフ周波数の値とします。
キャパシタンス(C:コンデンサー) コンデンサーは誘導体を導体で挟み込んだ構造しています。誘導体には絶縁紙、セラミック、空気、酸化皮膜などが用いられる。また導体にはアルミ、すずなどが使われます。コンデンサーには充電した電気を蓄える働きがありその値を静電容量といい単位は〔F〕ファラドです。電源電圧を補う役目のキャパシターは大型のコンデンサーで、バッテリー電圧が落ち込んだときに電圧降下を抑える働きがあります。またこのコンデンサーのもつ抵抗成分もコイルのインダクタンス同様に周波数によって抵抗値が変化します。周波数に反比例するためHPFとしての役割があります。
共振 物体Aが振動していて、そこに物体Bを近づけると物体Bも振動し始める。これが本体の共振で、物体Bが振動する最も低い周波数が最低共振周波数f0です。手で物体を叩くと音が出る(コンコンやトントンなど)これも共振です。振動する(響く)要素と弾力(バネ力)要素を持つ物体は叩けば鳴きますのでこれもすべて共振と考えます。スピーカーを鳴らすと、その音圧に叩かれて、キャビネット(ボックス)が鳴ります。入力信号と無関係に物体自身の共振周波数で鳴り出すので、再生音を濁らす事になります。これを抑えるには重量のある厚い板でボックスを製作する必要があります。
共振尖鋭度 Q0項 参照
クロスオーバー 図のように各レンジのユニットのf特が、ある周波数以上で下降し始め、また一方でf特がある周波数以下で下降し始めると交点ができます。この交点をクロスオーバー周波数と呼びます。下降し始める周波数をカットオフ周波数と呼びます。
高調波 基本周波数(基本波)に対する整数倍の周波数の音の事です。一般的にはほぼ全ての音に、少なからず高調波が含まれています。基本波の2倍の周波数の音を2次高調波、3倍の周波数の音は3次高調波といいます。パワーアンプ等の高調波歪みは、高調波が極めて少ない正弦波(基本波)を入力し、出力端子に現れる高調波成分のレベルを測定したものです。
交流 AC項 参照
最小可聴限界 人間が聴く事のできる音の最小値。周波数によって異なり、低域や高域では中域に比べると聴えにくい。MDでは、この最小可聴限界を利用して、これ以下の聞こえない音を省いてデータ量を減らしている。
最低共振周波数 f0項 参照
サンプリング周波数 アナログ信号をデジタル信号に変換する場合、一定間隔でアナログ信号の値を読み取りデジタルの符号に変換しています。この作業をサンプリングと言い、アナログ信号の値を読み取る間隔を周波数で表したものがサンプリング周波数です。CDの場合は、44.1kHzです。
指向性 音の広がり方を指す言葉です。一方向に向かって集中的に音を放射するユニットを指向性が鋭いまたは狭いといいます。全方向に音を放射するものを全指向性、無指向性といいます。一般的には小口径ユニットは指向性が広く、大口径ウーファーのように大面積の音源は指向性は狭い傾向にあります。
周波数特性 f特項 参照
出力音圧レベル スペック表でよく見かける数値だと思います。1W入力時に、1mの距離で、何dB(デシベル)の音圧が得られるかを示すものです。1W入力というのはアンプにつないで信号を加え、スピーカーの入力端子の+と−の間に、2.83V(8オームの場合)、2V(4オームの場合)の電圧がかかっている状態です。この状態で90dBの音圧が得られれば出力音圧レベル90dBと表示します。中にはインピーダンスに関係なく、一定入力で測定している場合もあります。2.83Vの場合8Ωのユニットに対しては1W入力ですが、4Ωユニットに対しては2W入力、2Ωユニットに対しては4W入力となるので、1W入力と比べてそれぞれ3dB、6dB高く表示されます。93dB(2.83V)とか93dB(2W)など表示のしかたもさまざまですので注意が必要です。
シールドボックス 密閉型エンクロージャーのこと。ユニット背面からの音(音圧)を密閉箱で覆ってしまう形状のボックス。最も一般的な形状でユニットの特性が素直に表現されやすい。
直流 DC項 参照
定格入力 スピーカーのある表示ですが、スピーカー破損せず、また歪も許容以下の入力の最大値を言います。許容入力などともいいます。
抵抗(R) 電気的に抵抗になる物を抵抗、または電気抵抗と言います。電流の流れにくさをあらわす値で単位はオーム〔Ω〕です。電圧が一定の場合、回路に流れる電流は抵抗値に反比例します。(抵抗値が大きいと電流は流れにくい。)
デジタル・サウンド・プロセッサー DSP項 参照
デッド 音が死んでいるという意味ですが特に悪い状態を指しているわけではありません。残響の少ない状態で発生した音がすぐ吸収されて消えてしまう状態をいいます。リスニング環境に吸音材(吸音特性をもった物)が多い場合はデッドになります。逆の意味を持つ言葉でライブがあります。リスニング環境にはデッドすぎず、ライヴすぎず、適度なライブネスを持っている環境がよいとされています。手を叩いただけでも簡単な判別は出来ます。パンッと響きの少ない乾いた音がする状態がデッドです。
デットニング 広い意味ではオーディオ機器などの振動を抑える事を指します。ドアのデットニングはこの振動を抑える目的とユニット背面の音が回り込むことを防ぐ目的があります。
電界効果トランジスタ FET項 参照
天候 天候は音にも大きく影響します。最も影響するのは湿度です。よく晴れた乾燥した日の音は歯切れが良く、ハイスピードですが、雨降りの湿気の多い日は重くこもった音になります。材質的には紙、木が特に影響を受けます。ユニットの振動板(コーン)が紙製のもの、バッフル、ボックスなどは木製(MDFなど)ですので湿度に敏感です。ボックス、バッフルの防水処理も重要になります。
等価質量 m0項 参照
同軸ケーブル 真中に中心導体があり、それを絶縁体で包み、その上を編組シールドで包んだ構造になっている。ラインケーブルに使用されるケーブル構造です。
トランシェント特性 過度特性のことをいいます。「立ち上がり」「立ち下がり」などともいいます。立ち上がりのよい音はスピード感があり、鮮度が高く力強く、音量も大きく聞こえます。立ち下がりのよい音は静かで、濁りがなく、透明です。図は入力信号に対する再生音の様子ですが、立ち上がりが悪い状態で、波形がくずれています。力がなく、音量も小さくなります。立ち下がりも悪いのでだらだらと波形が残ります。この歪みがあると音は濁り、透明感、音場感も損なわれます。
ハイパスフィルター 高域の信号のみを通すフィルター。ローカットフィルターと呼ぶ場合もあります。
バスレフボックス ダクトポートを持つエンクロージャーのこと。ユニット背面の音(音圧)を利用してダクト内部の空気を共振させて低域増強をするシステム。シールドでは音圧の落込む帯域を増強できるが、ダクトから出る風切音が耳に付く場合もある。ユニット特性に合ったボックス容積、ダクトの面積、長さで使用しないと音を濁らせる原因になる。
バッフル ユニットを取り付ける板状の物を指します。箱状の物はボックス、キャビネット、エンクロージャーなどと言います。ボックスのユニット取り付け面をバッフルと呼ぶ場合もあります。「音を止める」という意味で、ユニットの裏から出る音を止める役割を担っている物を総称してバッフルと呼びます。
光ケーブル 電気信号を光の信号として伝送するためのケーブル。ケーブル内部のコアを光が反射しながら伝送される。材質はプラスティック製や石英(ガラス)のものがある。コネクターは簡単なTOSリンクが一般的。
付帯音 信号(ソース)に含まれていない音のことをまとめて付帯音といいます。ユニットのフレーム自体や磁気回路も鳴き(共振)ます。その場合はブチルゴムを貼るなどしてダンプ(鳴きを防ぐこと)が出来ます。ボックス(キャビネット)も鳴きます。ボックスを手でたたいてみてください。ポンポンなど柔らかい音が出るボックスは良く鳴きます。コツコツとしまった音がベストと考えられています。ボックス(キャビネット)の鳴きはダンプがほとんど不可能です。ダンプには質量が必要ですので、吸音材を入れるなどをしても効果はありません。板厚のあるしっかりしたボックスを選んでください。ウーハー用のボックスでは最低でも18mm厚の板厚は必要です。大型のボックスでは更に厚い板材の重量のあるものを選んでください。
マスキング効果 小さな音が、大きな音によってかき消されて聴こえない状態のことです。スピーカーの特性によって中域の張り出しが強い場合などに繊細な高域がマスキングされ、レンジが狭く聴こえる場合があります。
ライヴ 音が生き残っているという意味です。音が吸収されず、反射を繰り返していつまでも残っている状態をライヴといいます。リスニング環境に吸音材(吸音特性をもった物)が少ない場合はライブになります。逆の意味を持つ言葉でデッドがあります。リスニング環境にはデッドすぎず、ライヴすぎず、適度なライブネスを持っている環境がよいとされています。ライヴすぎる環境は話声に響きがつきます。
ローパスフィルター 低域の信号のみを通すフィルター。ハイカットフィルターと呼ぶ場合もあります。
AC 交流(電源)のこと。一定周期で電流の流れる方向が入れ替わる電源。家庭用コンセントはAC100Vです。大容量の伝送などに適しています。
CD−R 書き込み(録音)が1回のみ可能なCD。録音は、パソコンやCD−Rレコーダーで可能です。オーディオ専用のコードがあらかじめ記憶されているオーディオ専用CD−Rもある。パソコン用の汎用CD-Rはオーディオ用レコーダーでは使用できない場合もあります。
CD−RW 上書き、再書き込み(再録音)が可能なディスク。
D/Aコンバーター デジタル信号をアナログ信号に変換する回路。従来型は16ビットコンバーターがほとんどでしたが、最近は20ビットから24ビットのコンバーターも採用されるようになっています。
DSP デジタル・サウンド・プロセッサー。デジタル信号の場合は、アナログ信号よりも容易に、さまざまな信号の処理が行なわれる。音場感を演出する処理(ホールやライブハウスの臨場感などを再現)などを行なう回路。
DC 直流(電源)の事。電流の流れる方向が常に一定(+ → −)な電源。電池(DC1.5V)や自動車用バッテリー(DC12V)などは直流電源です。
Dレンジ Dレンジはダイナミックレンジのことで最小音と最大音の差をいいます。最小音はノイズの中に埋もれてしまうこともあるので、最小音の代わりにノイズレベルと最大音との差をDレンジと呼ぶこともあります。ただ、この方式だと、ノイズがゼロの場合は最小音もゼロなので、Dレンジは無限大になってしまい不自然です。CDプレーヤーは16ビットですから、Dレンジは96dB以下のはずですが、スペックには100dBとか120dBとか書いてあるものが多いようです。これも不自然ですが、現実問題として、住宅環境とか人間の生理、心理を考えると、人間の耳の許容入力は80dBぐらいではないかと思います。
dB 音圧(音の強さ)を示す単位です。音圧のdBは物理的な単位ですが、音圧の心理的な単位としてホン(フォンまたはホーン)があります。騒音の大きさなどでよく用いられます。通常の音量ではdBとホンがほぼ同じになります。
dB/oct dB(デシベル)/(パー)oct(オクターブ)といいます、ハイパスやローパスフィルターの減衰の割合をあらわす表示です。例えば12dB/octの場合はカットオフ周波数から1オクターブ高くなる(ローパスの場合)、低くなる(ハイパスの場合)ごとに12dBずつ小さくなる事をあらわしています。
EIAJ 日本電子機械工業会の略。日本の電子機械の規格や測定方法などを決める機構でカタログ、スペック表などに出てくる事が多い。
FET トランジスタの一種。Field Effect Transisterの略でN型半導体の周りにP型半導体を門のように形成した構造で、門の部分をゲート、信号の入出口をドレイン、ソースと呼びます。ゲートに加える電圧の変化でドレイン、ソース間電流を制御するしくみです。入力インピーダンスが高くS/N比に優れており真空管に近い動作をします。扱える電流が小さいため構造を変更したV-FETがあり、パワーアンプなどにも使われています。
f0 エフゼロ。f0は最低共振周波数です。振動する(響く)要素と弾力(バネ力)要素を持つ物には何にでも最低共振周波数はあります。その物体の一番振動しやすい周波数です。スピーカーユニットの振動板にもf0があります。コーンやドームが振動部分であり、エッジやダンパーがバネになってf0が決まるのです。一般にはf0を低域再生限界とみなします。一般的にはカタログに記載されているf0はユニットを裸の状態で測定したもので、ボックス(キャビネット)に取り付けると、空気のバネ力が作用してf0は上がります。
f特 「周波数特性」を略して「f特」(エフとく)といいます。スピーカー正面にマイクを立てて、20Hzから20kHzまでの信号を1V一定で加え、音の強さを測定します。特性の良いスピーカーは図-Aのように一直線になりますが特性の悪いスピーカーは大きな山と谷の連続になります。図-Bのような形です。
Hi-Fi High Fidelityの略。高忠実度を指す言葉でオーディオでは原音を非常に高い精度で忠実に再現するオーディオ機器を言います。一般的にはクリアで良い音をHi-Fiという事が多いようです。
LC-OFC 線形結晶無酸素銅。無酸素銅(OFC)の結晶数を減らし、結晶構造を線状に整えたものを大きくし不純物を減らした銅線。純度99.995%、1mあたりの結晶数20個、導電率100%
MOS-FET FETの一種でMOSはMetal (金属)Oxide(酸化膜) Semiconductor(半導体)の略です。構造が金属電極→酸化膜→半導体の配列になっていて入力インピーダンスが非常に高くS/N比に優れている特性があります。大電流に対応するパワーMOS-FETがパワーアンプによく用いられます。
m0 エムゼロ、等価質量とも言います。m0は、ユニットの振動する部分(コーン、エッジ、ダンパー)の質量と、そこに加わる空気の抵抗を加えたものです。スピーカーが実際に動いて音を出すときの実質的な質量です。等価質量とも言います。
OFC 無酸素銅(Oxide Free Copper)の略。結晶を大きくし不純物を減らした銅線。純度99.995%、1mあたりの結晶数5万個、導電率99.6%
PCOCC 単結晶状高純度無酸素銅。結晶数を極端に少なくし、理論上結晶の境界をゼロにした導体。純度99.996%、1mあたりの結晶数1〜2 個、導電率100%
p-p ピーク・トゥ・ピーク。交流信号のプラス側の波形の最高値とマイナス側の波形の最低値の幅の値のこと。通常、交流信号の電圧は実効値(ms)で表示されています。家庭用電源のAC100Vも実効値(ms)での表示です。
Q0 キュウゼロ。f0(最低共振周波数)ではコーンは振動しやすく、なかなか止まらないという性質があります。これを止める為の制動力を示すのがQ0で、数字が大きいほど制動力が小さく、小さいほど制動力が大きくなります。磁気回路による制動、吸音材による制動、エッジ、ダンパーの持つ粘性のよる制動等があります。カタログに記載されているQ0はユニットを裸の状態で測定したものでボックス(キャビネット)に取り付けると、空気のバネ力が作用してQは上がります。箱に入れた状態で0.6〜1.0あたりが使用範囲でメーカーのボックス推奨容積(シールド)はQが0.7〜0.8あたりになる容積になります。
SN比 signai to Noise ratioのことで、信号とノイズの比をいいます。ヘッドユニットやパワーアンプで重要なファクターです。dB(デシベル)で表され数字が大きいほど性能が良い事になります。表示にS/N比:80dB IHF-Aなどとある場合は聴感補正での値となるためIHF-A表示のない場合と比べて数値が高くなり比較には注意が必要です。
TOSリンク 一般的に使用されているデジタル入出力端子。ワンタッチ式のコネクターを使ったもので、光ケーブルも比較的安価。カーオーディオ用にもデジタル入出力端子として多く使用されています。
TPC タフピッチカッパー(Tough Pitch Copper)の略。極一般的な電気配線などに使われる銅線。純度99.5%、1mあたりの結晶数15万個、導電率98.2%